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リニューアルしないデメリット
1. デメリットはビジネスや企業価値の損失にも及ぶ
Webをリニューアルする、刷新することにより、常にリフレッシュさせていくメリットは大変大きいと言えます。
時代トレンドやWebテクノロジの進化に乗り遅れ、長年にわたって刷新されず、情報更新がなされないホームページは、本来は実力ある企業であっても、新規でサイトに訪れたユーザーの評価は低くあしらわれ、企業の信頼性までも毀損されてしまうと言う、不本意なレッテルを貼られてしまうのです。
このことがホームページ運営者には知らされる事なく、サイバー空間で一方的に行われてしまっている。実はこの事は結構頻繁に起こっていることで、もちろん当事者が気付いていないだけなのです。
そこで遺失した利益は可視化できないし、その遺失額の算定もできません。
またそのようなホームページですので、好感が持てる、惹かれる、期待できる、などといった“無形の心の資産”と言われるブランドイメージ形成やコトの価値など生まれようはずがありません。
これら可視化、定量化できない企業価値の損失は、実は企業にとって非常に大きいものであると心得ておくべきです。
2. テクニカル要因も機会損失になる?
次項でも詳説しますが、日進月歩のWebテクノロジーはセキュリティやアクセシビリティの改善に大きな進化を伴っています。
特にWeb検索エンジンのデファクトスタンダード、Googleにおいてはユーザーの利益を最重要に掲げ、安全性と利便性の両面から大きく発展しています。
ということは逆に、その進化のスタンダードに乗り遅れると、例えば検索結果の評価にはつながらないし、ビジネスパートナーを物色している未知のユーザーとコンタクトする機会を失います。
今の時代、検索して業者を当たったり、新規取引先の候補をWebで探す、というのは最早スタンダードなこととなりました。SSLやレスポンシブ未対応によるSEO効果を得られないデメリット。
それよりも安全性を欠くことで、ユーザーをリスクに晒すことの罪を理解しておくべきでしょう。
Webを取り巻くテクニカルな環境は、ビジネスに大きなチャンスロスを招くのです。
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なぜリニューアルが必要なのか?
1. 機能やテクニカルな要因でリニューアル
前項の通り、最早避けて通れない機能性やテクニカルな要因を具体的に列挙します。昨今ではかなり普及してきたことですが、再確認としてご覧ください。
Webを巡る環境変化と理論的根拠 | リニューアルの必要性 | |
---|---|---|
マルチデバイス化 | PC・スマートフォン・タブレット端末などのマルチデバイス化 |
|
ブラウザの進化 | Webブラウジング、多様な視覚表現するブラウザの進化 |
|
検索エンジンの進化 | 有益サイトを高く評価する検索エンジンの進化 |
|
セキュリティの強化 | 不正アクセスやウイルスを防止するセキュリティの強化 |
|
CMS化 | つくってもらうWebからユーザーがつくるWebへのCMS化 |
|
ブラウジングの 表示スピード |
閲覧者の快適性を確保するもの、Googleアップデートで表示スピードのアルゴリズム導入 | Webフロントサイドとサーバーサイドの要因がある。前者では大容量画像やダウンロードファイルの多用、Javascript負荷による表示スピード低下 後者ではホスティングサーバーのスペック、或いは低価格の共有サーバーが低スピードの原因 |
2. ビジネスに本格活用を始めるリニューアル
リニューアルの必要性、次は企業ビジネスにおけるリニューアルの必要性です。
なんと言っても昨今最も多いニーズは、新規顧客開拓、BtoBリード獲得等のEC化でしょう。
SEOやコンテンツマーケティングを展開するマーケティング施策導入と合わせて、ホームページリニューアルを行うものです。まさに本格的にビジネスチャネルの一つとして堂々とこのホームページを加えると言うものです。
次に多いのが採用活動です。母集団確保、求職者の企業理解促進、内定辞退防止などの狙いで企業ホームページの採用情報充実、そもそも企業ホームページ自体を採用に軸足を置く、さらには採用ホームページとして、独立させることでリニューアルするものです。
また株主・投資家への情報発信を強化する、CMSによる広報活動の発信強化など、ビジネスの深化や発信スピード向上による競争力アップが欠かせなくなっている背景があります。
もちろん個別に特定しない、これらの要件を全て網羅させるオールマイティな多目的サイトも、企業によっての重要なビジネス本格活用でしょう。
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ビジネスで活用するリニューアル機会と改善点
1. リニューアルする機会は意外と多い
前項で若干触れましたが、企業の様々なビジネスシーンを具体的に挙げ、でホームページをリニューアルする機会にフォーカスします。
その上でリニューアルによりホームページにどのような役割を持たせるのか?どのような効果を期待するのか?
これらを明確に設定しておくことが重要です。
リニューアルする機会 | 目的 | 想定される改善点・装備点 |
---|---|---|
BtoB法人営業 | Webで企業間取引を開始・強化 |
|
集客力強化 | Webカタログ・ECサイトの集客力強化 |
|
CI刷新・リブランディング | 企業ブランディング・広報活動 |
|
事業承継・経営陣刷新 | 広報活動 |
|
海外・グローバル進出 | 海外営業展開 |
|
採用戦略強化 | 採用強化・ 採用ブランディング |
|
IPO・新規株式上場 | IR強化 |
|
企業広報の公式メディア | 多目的性 |
|
2. なぜ、ここまでリニューアル機会にこだわるか?
それは結構シンプルな答えです。
機会や動機によって、サイト設計が大きく異なるからです。多目的性の強いオールマイティな企業ホームページと言え、それぞれの役割を細分化した集大成ですので、一つひとつの情報設計の精査が求められます。
特に例えば、新規市場開拓や上表のBtoB法人営業、集客力強化となると、SEOやコンテンツマーケティングの施策をホームページに求めるわけで、小手先の機械的なSEOチューニングではその効果は限定的です。
実はその主役は企業ホームページそのものであり、本体の基盤能力如何がその成否を大きく決定づけるのです。つまりサイトコンテンツの品質やサイト設計に依存するところです。
現在のホームページでSEOの成果を出したい、というご相談に、ほぼ全てで弊社のNoという回答に、なぜ?と疑問を持たれますが、その理由を縷々説明すると、ほぼ全てで納得されます。
機会や動機によるリニューアル設計の違いが、そこにいかに存在するのか、ここでぜひご理解いただきたいと思います。
このホームページの目的によって異なる情報設計や、リニューアルの考え方について、弊社関連コンテンツ「企業ホームページは信用と信頼の証が重要!」で整理していますので、こちらを参照してみてください。以下のバナーからどうぞ。
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曖昧な動機でもリニューアルする重要性
1. 曖昧なリニューアル動機の根底にホンネが潜む
前述のように、リニューアル動機が明確ではなく、曖昧な理由によりリニューアルする、というご相談は意外と多く承ります。
「デザインが古くてカッコ悪いから」
「サイトが使いづらく不評…」
「情報が陳腐化している」
「5年以上経過しているのでもうそろそろ…」等。
とは言え、リニューアルする動機の一つです。しかしながらこのような動機が曖昧なケースでも、そのインサイトは、意外とリニューアルする必然性を秘めているもので、弊社ではその点を探り当てるヒアリングを重視しています。
以下にその一部をご紹介します。
リニューアルする動機 | 顕在したインサイトの例 |
---|---|
デザイン陳腐化 |
|
サイトが使いづらい (商品情報) |
|
情報が陳腐化している |
|
リニューアルに特に目的は無い |
|
2. インサイトを探りあてることがプロのワザ
上表最後の「リニューアルに特に目的は無い」という動機に関して、実はここに記載している以外にも、様々な要素が潜んでいます。
やはり企業の公式メディアとして、そのプレゼンスは最高レベルの位置を確保するに至った企業ホームページです。リニューアルのインサイトを突き止め、明確なリニューアル方針を持てること、そして何よりも、それなりの大枚を叩いて投資をするわけですので、社内的にその効果はきちんと求めるべきでしょう。
ここを素通りしてまずリニューアルありきとするのか、突き止めてリニューアルするのか、大きな違いがあります。ここが実は我々制作サイドのプロの技の見せ所であり、弊社では数々の「曖昧案件」を「顕在動機」案件に仕立ててきたと自負しています。
少なくともリニューアルが目的でなく、手段としたいものです。
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リニューアルの事前準備と業者選び
1. 失敗しないリニューアルはプロジェクトチーム結成が鍵
ここからは実際に、社内でホームページリニューアルを実行する際の要点です。
経営層や上席からホームページリニューアルの指示があったり、社内でリニューアル話が持ち上がることがそのきっかけとなるでしょう。
その際は一部の部署や部門のみの少数・特定者ではなく、部門横断的なプロジェクトチーム(PT)編成が鍵となります。特にコーポレートサイトの場合は、企業の公式メディアとして、事業、業務、組織、社員の企業全てに関わる公式情報の発信ですので、コンプライアンス、ガバナンスから錯誤、矛盾、漏れに至るまで、一切許されるものではありません。
企業の規模や組織体制にもよりますが、営業・広報・情シスだけでなく、総務・法務・経営企画など、幅広く社内の各部門から参画させ、そこにはこれらを束ねるキーマンが必要です。
前述の通り、ホームページリニューアルには、新規市場開拓、EC強化、採用活動、組織・体制の再編、IR・広報の発信力強化、様々な課題や要望が込められているはずです。ここは全社挙げての取組みが求められるところです。
PTが編成されたらここから、いよいよリニューアルプロジェクトの事前準備に移ります。
弊社関連コンテンツで「サイトリニューアルの手順と事前チェックリスト」で、リニューアル前にやるべき事、解決しておくべき要点を完全網羅していますので、以下のバナーから参照してください。
2. 業者選定は丁寧に慎重に
次の難関が業者選びです。これもPTの頭痛のタネで、制作業者の自社・PTが求める要件を明快にソリューションする実力、それを実装する技術力、それらを統合させたにバランス良い提案力、開始後の進行管理能力、そして適正な見積額......
どれも欠かせない要件ですが、これがなかなか自社・PTの目に叶った業者は決して多くはありません。
それだけでなく、プロでないPT方々での業者評価、審査は非常に難度の高い要件です。
ここの見極めを誤ると、思わぬ不満足な結果になったり、それが原因で上層部や社内の評価を落としたり、ここは慎重に丁寧に業者選定を心がけたいものです。
この業者選びを失敗しないためのマニュアルを弊社関連コンテンツ「企業ホームページリニューアル【業者の選び方マニュアル】」で詳しく解説していますので、PT方々にはぜひご一読をお勧めします。
以下のバナーから参照してください。
3. リニューアル制作費の相場観を知りたい
これは制作会社によってまさに千差万別、なぜここまで大きく差があるの?と言いたいほど、複数社の見積もりを取るとこのことに遭遇します。
このことも実は、上記の「企業ホームページリニューアル【業者の選び方マニュアル】」のブログ記事で、その理由と、どの価格ゾーンを選ぶべきか?その点まで結構丁寧に解説していますので、ぜひそちらをご参照ください。
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