01新卒採用の現状
政府指針の3月の「広報活動」、6月からの「選考活動」は形式的には存在するものの、通年採用をはじめ、企業裁量による活動タイミングに大きく様変わりしました。
また活動方法も多様化し、昨今ではインターンシップが実質的な採用活動と化し、特に中堅・中小企業は積極的で、その場での個別面接や選考、内々定まで至ることも珍しくなくなりました。
企業合同説明会も再開されるようになり、学生とコンタクトを対面でとれる機会が取り戻せたことは企業にとって朗報です。
02経営課題の『採用サイトづくり』
その中においても大企業、有名企業は有利な活動を進めており、依然、中堅・中小企業は後塵を拝しています。従って中堅・中小企業は、何とか母集団形成のための学生とコンタクトを多く持つ機会を創出し、囲い込み、内定辞退を少しでも削減する。その効果を下支えする、採用ツール、とりわけ採用サイトの役割を大きく見直すことは、”採れなければ、会社の未来はない!”、くらいの経営課題レベルで考えていくことが求められます。
03母集団形成と内定辞退の削減
そもそも『母集団形成』と『内定辞退』は、全く異なる次元の要件ですが、ここで弊社のそれぞれの課題への取組み方に言及しておきたいと思います。
様々な見解があると思いますが、ここではあくまでも弊社の見解でご説明します。
母集団形成と定着
多頻度に学生とコンタクトを持つことの起点に、採用サイトを採用コアメディアとして据えます。
その上流で母集団を形成する主たる手段の採用ナビを位置付け、そこから連携させてこの採用サイト、
さらにそこからコーポレートサイトへ誘導し、企業理解を深化させる。
学生のES(エントリーシート)提出後は企業説明会、またはWeb採用セミナー参加を経て、次の選考フェーズへ進みます。
その採用サイトへは採用動画の埋め込み、前述Web採用セミナーの動画など、
企業説明会、合同説明会でも大きな効果を発揮するのが採用動画です。
それらの会場で再生・放映し動画の視聴覚による情報発信としては、短時間に大量なレベルに達します。
この効果は絶大であり、採用サイトへのエンベッドはこの厳しい採用シーンでは積極的に摂り入れたいメディア連携です。
また各種の説明会には採用パンフレット、入社案内、リーフレット、説明会場ブースの演出ツール類が関連メディアとして総合的な役割をなし、説明会後のリテンションやリマインド効果を継続させるのは、採用サイトやブースで配布された採用パンフレットとなります。
これらの各種メディアのリレーションは、母集団を形成しながら、継続的定着を図る要件の一つと言え、
量的確保はさることながら、むしろ質の高い母集団形成に価値を見出す、採用サイトをコアメディアに据えた弊社の提案です。
内定辞退・ミスマッチ対策
やはり現状では、人事採用ご担当であれば経験の通り、母集団形成より難易度の高い課題です。
その意味でも可能な限り最善を尽くすべきで、中でも採用サイトのコンテンツづくりは重要です。
学生は企業理解もままならないまま、なんとなく良さげ、自分に合ってそうだから...などと内定を受諾したり、入社に至ったりで、前者は内定辞退のリスク、後者はミスマッチ退職のリスクです。
いずれも企業理解・事業理解の不足が原因の一つと言われています。
明るく、活力があって、すんなり馴染めそうな雰囲気があり、仕事もやりがいがありそう...
確かにこれらのことは重要ですし、きちんと社風や社内環境、仕事や職場のイメージは伝えたいのもの。
ただしこれで終わっては、真の企業理解、事業理解はままなりません。
企業理念やミッション・ビジョン・バリューについて、またプロダクトブランドや市場での強み、さらに今後のビジョンや成長戦略など、一見地味なコンテンツになりますが、企業の本質や市場プレゼンスに一定の深さをもって、学生に伝えることが重要です。
これらによって大きく内定辞退防止、入社後のミスマッチ防止が叶うかというと、必ずしもそうとは言えませんが、少なくとも理解不足によって「本質をよく理解されず他社へ...」「こんなずじゃなかった...」という不本意な事態は防止できるはずで、その効力は企業にとって大変大きいはずです。
以下ちょっとした採用コンテンツの工夫で企業理解を深める要因となる参考例です。
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04採用サイトと採用動画のシナジー
前項でも言及の通り、採用広報活動において動画の瞬発力や直感性はどんな媒体やツールに勝るものです。
しかしながら事後のリマインドや再アクセスがかなわないため、就活生・求職者の意識の持続や定着に劣るところがあります。
その反面瞬間パワーは動画ほど強くありませんが、PCやスマホでいつでもどこでも任意で情報にアクセスできるのが採用サイト。
そこでこの両者の長所・短所を補完し合う、採用サイトと採用動画の合体です。
また採用イベントでの部分的な使い方だけでなく、自動再生、もしくは任意で常時再生させることとなるため、動画制作のコストを吸収でき、コストパフォーマンスも良くなります。
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05導入事例紹介
最後になりますが、採用サイトの弊社による制作実績の一部、2社の実績をご紹介します。
1社は前述した内定辞退・ミスマッチ退職対策の事例としてご紹介した「井上株式会社」様。
採用活動を経営課題レベルで取組む方針が社長から示され、社長自ら採用サイトはじめ各種採用ツール選定、コンテンツ・記事作成にまで弊社クリエーターと度重なるセッションを持つこととなりました。
もう1社は日亜化学工業様。LEDメーカーとして著名な企業ですが、採用サイトと採用動画の一体型展開の事例です。
井上株式会社様|採用サイト・採用ブランディング事例
経営レベルの新卒採用戦略
電気設備施工・電設システム開発を事業とする、京都府福知山市の所在の企業の事例です。同社様は現在、IoTを活用したスマートシステム分野に積極進出、同社様の新たな成長戦略に据えています。
これに伴い、同社様代表の井上社長の号令の下、その分野を担う新卒の優秀な人材獲得のための新卒採用戦略を展開、採用サイトを中心に総合的な採用ブランディングの取組みを3年前から弊社が支援しています。
その戦略の骨子は、関西圏の国公立・私大・工専卒理系学生の獲得、いわゆる広域採用活動を展開するもので、大阪、京都開催の合同説明会への積極参加で実現していこうというもの。
ちなみに昨年京都市内で行われた企業合同説明会では、ブース来訪者数第3位の実績、内定辞退0、目指す優秀な理系学生の広域獲得を達成しました。
地方の中小企業でも、このような成功体験を持てたのは、代表主導で経営課題として取組んだケーススタディとしてご参照ください。
採用サイト
前項でも導入事例として参照した、同社様採用サイトですが、これまでの採用活動で蓄積された経験やエビデンス、得られたナレッジに基づき、大幅なリニューアルを行いました。そのコンセプト概要です。
●サイト色彩計画をレインボーカラーに据え、明るくカラフルな印象付け。
●全編に親しみが持てるコーポレートキャラクター『伝説の電設マン』を起用。
●専門性を出しながらも、咀嚼して丁寧な事業説明。
●深い企業理解のために会社のルーツや社風を随所で伝える。
●元来の優しい社風をカジュアルなデザインとコピーで表現。
●リマインドメディアとして見るたびに好感度を増す。
中でも「企業理解」「事業理解」を深く促進することに重きを置きました。
同社様の事業内容も、理系学生と言えども、なかなかその本質までを深く事前理解するのは困難です。
一方でそれらの言及だけではファクト情報に終わってしまうため、企業風土やコーポレートブランドにも触れていき、「専門性高いプロ集団でありながら、何か優しく楽しそうな会社…」
優秀な理系学生と言えども今時の若者。メッセージ性を高め、彼らのハートをガッチリ掴む…採用サイトづくりを実現していきました。
採用ブランディング
以上の通り、採用戦略策定の下に、コーポレートキャラクター『伝説の電設マン』をそのコアイメージに据え、採用サイト、採用パンフレット、合説ブースツール等、統一したブランドコンセプトを実践していきました。そこに遭遇した就活生・求職者は、同社様に心理的な好感・期待感・差別的優位性という無形の資産を形成させ、このことがひいては入社意識へと転換させる取組みを採用ブランド戦略として推進するものです。
日亜化学工業株式会社様|採用サイト・採用パンフレット導入事例
採用サイト・採用パンフレット・リーフレットのメディアミックス
徳島県阿南市に本社を置き、LEDメーカーとしては世界レベルの製品力と知名度を誇る。
“独自技術による世界一のものつくり”として、就活生・求職者に採用サイト・採用パンフレットを通じて徳島発のメッセージを送ります。
採用サイト・コーポレートサイト制作は『ホームページ制作専科』へ。お気軽にご相談ください。
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