2023.02.08
我が国ニッポンのアイデンティティの一つと言えば、モノづくり。
つまり製造業、メーカーがその代表格。
ところがこの製造業、独創性や製品力には長けていても、
売り込みやPRが下手なことが玉に瑕。
天は二物を与えずですね。
その欠点をいみじくも補うのがホームページです。
ここではそんなモノづくり企業が、
ホームページを活用して問い合わせや商談を増やす
【3要素30の秘訣】に絞り込み、わかりやすく語っていきます。
MENUを見て、
興味のあるテーマだけの拾い読みでも効果あり!
MENU
この記事ではあまり専門的にはならずとも、
問い合わせ・商談を獲得するための本質には一歩踏み込んでみようと思っています。
第一に、課題を抱えてホームページを訪れたユーザーに、
有益な情報が得られた、参考データが入手できたなど、
解決の緒を与えるコンテンツマターの要素。
次に、競合のホームページはどんなもの?ターゲットユーザーは誰?
そのユーザーを自社ホームページにどう引き込むか?
訪れたユーザーをどうもてなし、問い合わせや商談につなげるか?といったマーケティング要素。
そして熾烈な争奪戦に耐え得る屈強なフィジカルやインフラづくり、
“器” となるホームページのテクニカル面で最新の構造を装備しておくこと。
筆者はこれらを「コンテンツ要素」「マーケティング要素」「テクニカル要素」として、
問い合わせ・商談を獲得する【3要素】と位置付けています。
それらの傘下で構成される【30の秘訣】にいく前に、軸となる3要素の基本をもう少し補足しておきます。
製造業のホームページでターゲットとするユーザーは?
というとその大半は、「製造業 to 製造業」だと言えます。
もちろん、「to 商社」や「to 流通・小売業」というケースもありますが、
ここではその大半となる「to 製造業」を視野に置き、
そしてペルソナを技術・開発のエンジニアや工場・生産の責任者に置きます。
そして重要なのが、コンテンツ要素では、屋台骨を【ブランディング】に据えます。
製品ブランディング、プロダクトブランドです。
つまり「製品の持つ差別的優位性」、「開発力・技術力という無形の資産」、
そして「人材・設備機器・実績の付加価値」というブランディング要件に強くフォーカス。
これら価値ある情報は、次項の「マーケティング要素」にも強く影響を及ぼすのです。
次にこの “問い合わせと商談に繋げる” マーケティング要素、
前項のコンテンツ要素を策定する前に実行しておく要件と、
事後に実行する要件があります。
事前に行うことは、前項コンテンツ要素の基礎となる「問い合わせが欲しいターゲットユーザーの属性」、
「市場・業界分析」、「競合他社分析」、自社の「強み・弱み」など、
これらのマーケティング分析をしっかり行うことから始まります。
この事前分析にを踏まえ、作り上げたコンテンツ要素を最大限活用し、
コンテンツマーケティングやSEOなどの実践的なマーケティング施策を行っていくのです。
テクニカル要素というと、ホームページの運営者にとっては、
「そんな技術的なことを言われても。。。」そう、まったくその通りです!
レスポンシブ、UX設計、サーバー環境…等々、
これらはつくり手の制作会社サイドがしっかり身につけ、実装していく要件です。
従ってホームページ運営者にとっては不要なのでは?
イヤイヤ、然に非ずです。
やはり運営者にとっても、最低限のテクニカル知識は持っておきたいもの。
それは問い合わせを狙うターゲットにとって有益なコンテンツができ、
マーケティングの仕掛けが最良なカタチでできても、
器となるホームページ自体の装備、環境が整っていないと、
実はそれらが宝の持ち腐れになる可能性があるからです。
ここではザッと大事と思われる基本事項だけは触れておきたいと思います。
では早速、まずはコンテンツ要素から入っていきましょう。
何と言ってもニッポンの製造業たるもの、
モノづくりのスピリット、匠のワザ師として、熱い心意気を語るコンテンツづくりです。
自社の開発力、技術力に培われ、生まれ育った製品への想い、
その強みや特徴、稼働や運用にあたっての課題解決力、
他社製品との差別性・優位性を誇る製品力、
またそれらをもっての社会での有益性、貢献性などなど。
自社の製品を利用することによって得られる価値、その思いの丈を語り尽くすホームページコンテンツ。
これらがターゲットユーザーの関心を惹き、課題解決への期待感を持たせるのです。
ブランドと言っても、ファッションブランドやメガブランドという概念とは異なります。
前項01で言及した自社製品の持つ様々価値や優れモノとしての要件、
これを単に機能性や仕様・スペックの数値やデータで語っていくだけでなく、
そこに右脳領域で発揮される情緒や創造性を高めるイメージの世界観。
つまり優れた機能やモノの良さに、魂や感情を吹き込むこと。
これを言い換えれば、カタチに現れない “無形の資産” として製品の存在を表現します。
その方法として、例えばコピー、ブランドメッセージ、タグラインなどの言語で表す、
ブランドロゴ、キービジュアルやマスコットキャラクター等の視覚表現をする、
必要に応じホームページ内に「プロダクトブランド」として専門ページ、
もしくはランディングページを設けるなどで、その価値を発信するとよいでしょう。
筆者はこの価値ある取り組みを「製品ブランディング」として、強く推奨しています。
有形の製品を無形の資産と共にターゲットユーザーに提供する、
言わば「機能・美」を備えた情報提供が、問い合わせ、商談を引き出していくのだと!
ホームページに訪れたターゲットユーザーの関心事の一つに「取引先」があります。
事例紹介と共に、その取引先をしっかり掲載しましょう。
この記事では事例紹介は触れませんが、製造業の場合、相手方には秘匿性の高い工場設備、
特許や独自技術がギッシリ詰まった機器類など、
製造業は公開できないマル秘ネタばかりで、なかなか事例紹介は困難なことが多い。
しかしながら、取引先までを非公開とすることはあまり無いと思います。
特に上場企業や大手企業との取引、業界で一定の知名度のある企業など、
ターゲット企業が業者を物色する場合、特に新規の場合、過去の取引先の業界、規模、数など、
その企業へ問い合わせをする場合の重要な指標となります。
ある意味日本に根付いた “前例主義” 、安心感や信用にもなるでしょう。
よくIT企業などがやるように、可能であれば取引企業のロゴをパレードさせるのも効果的です。
製造業のホームページに限らずよくあるのが、会社情報の中に掲載されている沿革です。
年月日に会社イベントを時系列で掲載するアレです。
これはこれで否定はしませんが、何か形式的で、とりあえず項目をとっている。。。
これではあまり意味がありません。あっても無くても、どうでも…という感じ。
やるなら沿革を超え、社史として少し踏み込んでみましょう。
創業時の製品開発に関する産みの苦労話、新製品デビューのエピソード、
製品出荷数の達成推移、工場新設、海外進出等々。
形式的な沿革は誰も見ませんが、少々ウェットな、プロジェクト何たら…的。
本格的な社史の必要はありませんが、
同じ製造マンとして、需要サイドと供給サイドとして、実は需要サイドへとても共感を得やすく、
信頼醸成になるのです。
採用情報としても求職者の企業理解を促進でき、エンゲージメントを高めること請け合いです。
自社製品のデモ機の準備があれば、積極的に貸出しや提供をしましょう。
またユーザーマターの企画やCAD図による試作品依頼、
また同様にユーザーマターの構想をもって共同開発すること等、
その対応を歓迎するのであれば、ホームページでの告知をしっかり掲載しましょう。
デモ機貸与は依頼要請の問い合わせだけでなく、一足飛びに商談へ進み、効果検証なども伴うため、
高確度の見込み案件としやすくなります。
ホームページからの資料DL、ホワイトペーパーDLは、リード(見込み客)獲得の要とも言えます。
しかもホットリード(見込み高いリード)へ進化させやすくなり、
実問い合わせや商談・見積依頼へつながりやすくなります。
もちろんその資料の品質は重要で、ターゲットユーザーの「ペルソナ」をきちんと踏まえ、
彼らの理解と共感を得るに足る専門性やコンテンツ品質を備えることで、
「ここなら大丈夫だろう!」という信頼性、期待感へと進化するのです。
わかりにくい見出しタイトルですが、
わかりやすく言うと、ホームページを大きく2つのセクションに分けることです。
つまり製造業の公式ホームページとして、
事業案内、製品情報、会社概要、これらに社史、導入事例等、
企業のオフィシャルな情報を言わば “大項目・中項目” 的に発信する、通常のホームページ。
それに対し、“小項目” 的、もっと言うと、より “実務的” “実践的” 或いは、“ホンネ”的な、
「お役立ち情報」「お悩み解決情報」のホームページ、一般的にはブログと言うものです。
ただ日記のようなブログで全く意味がありません。
製造業の場合、“to エンジニア”、“to 設計・工務”、“to 生産技術”、“to 施設管理” …などに向け、
この“小項目” 的情報が大事なのです。
課題を抱え、業者を選定している彼らにはとても重要で役に立つのです。
ここでは2つに分ける意義はこの程度にし、次項以降でも触れていくので、そちらに譲ります。
一方の公式ホームページの情報はどうでしょう?
実はこのホームページ情報、ターゲットユーザーは会社情報や他の関心ある情報を見に行きます。
それは気に入った企業だが、ここは問い合わせして大丈夫だろうか?
商談後、取引するに当たって、本当に与信できて、信頼に値する企業なのか?
言っておきます!製造業の彼らは必ず公式情報のホームページを見に行って企業を審査するのです。
前項の続きを満たします。
「お悩み解決情報」「お役立ち情報」は公式ホームページとは異なる存在意義があります。
実はむしろこちらの方がアクセスしやすく、ターゲットユーザーにはよく読まれるのです。
前者はSEO的に、後者は “小項目” 的ネタとして、深く関心を持ちます。
それは課題を持つターゲットユーザーにおいてはとても深刻な場合もあり、
藁をも掴む想いかもしれないレベルで、その解決の緒となる情報に飢えており、
それをWeb検索で何とか入手できないかと。
つまりそのGoogle検索、実は前述した “小項目” 的「検索ワード」は、検索にヒットしやすい傾向があります。
マイナーな検索ワードは、“スモールワード” や “複数組み合わせのワード” として、
検索するユーザーにとっては、ピンポイントのブログページへアクセスしやすく、
検索される提供サイドにとっては、ターゲットユーザーにリーチしやすくなるのです。
そういう意味で、お役立ち、お悩み解決記事は、ユーザーにとって非常に有益性が高く、
非常にアクセスしやすく、欲しい情報を入手しやすくなるという利便性があるのです。
その結果、“この記事の企業に相談してみたい” とユーザーが思えば、
そのあとは公式ホームページを訪れ、その企業は信頼できるのか?と審査をするのです。
前項で語った使い分けとはこのことなのです。
大工場の中には本業の製品を作り出すメインのラインに加え、
それを巡る様々な機器や設備がありますが、個別部品、サプライ品など何千〜何万点に及びます。
工場関係者は日々生産の効率化、省力化、コストダウンなどの改善に取り組み、
必要とあらば、大きな投資も惜しまないほどの高い意識を持っているため、
改善提案に飢え、いい部品、優れた機器、高品質な設備を求めているのです。
前項のお役立ち情報と関連する点もありますが、
筆者は自社の製品を活かした活用提案として、日常よく発生する課題や想定できる課題などを複数上げ、
ホームページのコンテンツとして掲載し、専門プロの立場で解決に導く改善案やアドバイスをする。
実はお悩みを持つユーザー側にとって、これはとてもありがたいのです!
ホームページのキラー情報になる!と言っても過言ではありません。
企業が購買を計画する場合や、取引を新規業者で始める場合、
対象業者の複数社を検討俎上に載せるというのは今や極一般的になりました。
それだけに、その複数社の中で優位性を発揮できる、明確な違いをホームページで発信しましょう。
購買を検討している企業の候補業者選定において、Google検索をすることは標準的な行動ですので、
自社ホームページを訪れたターゲットユーザーへは、
自社製品を有りっ丈アピールするという、またとない場面です。
このブログで語ってきましたが、
製品の機能性、高品質性、スペックの特徴に加え、
それをブランドイメージ化するホームページコンテンツ。
さらにこの項目以降でも言及していく、製品の開発力、匠の技術力、またエビデンス情報なども含め、
競合他社との違いを明確に掲載しておくことは、問い合わせの可能性を大きく引き寄せることになるのです。
製造業の醍醐味は、製品の研究・開発力と技術力に尽きると思います。
つまり「製造業 to 製造業」であれば、どちらもその過程や変遷を経てきている訳ですから、
お互いリスペクトでき、共感し合うことのできるテーマなのです。
雲をつかむような一途な探求心、開発にあたった思想や精神、
成功と挫折の繰り返しに屈しないバイタリティ、
只管夢を追い続ける気概は、同じ製造マンには刺さるんです!
研究・開発、技術に関する誇れる情報に加え、
研究者、開発者、技術者のインタビューなどを交えて紹介すると、ホームページの付加価値を高めます。
工場見学というと、ユーザーをリアルで工場へ招待し、工場内を見学して回るのが一般的。
ここは折角ですので、ホームページでやってしまおう!と言うもの。
社外秘の箇所を除き、生産の工程順で設備・機器の工場内を紹介します。
単に写真での設備紹介はよくありますが、自社製品が工程の中で、
どのような設備・機器、またそこに携わる社員 “管理者、技術者、作業員” を経てつくられていくのか。
設備・機器の特徴、優れた点、独自のカスタムメイドのライン、
管理室、機器オペレーティング、搬送・出荷、廃棄物処理に至るまで。
場合によって数値やデータも含め生産パフォーマンスまで含めると、よりリアリティを可視化できるでしょう。
自社製品は一定の目的や用途をもって市場に供給している、というのはごく一般的ですが、
意外な潜在需要発掘、新たな用途の創造を導き、誘い出すという、
ホームページのオンラインサジェストがあったらどうでしょう?
ターゲットユーザーはそれを見てヒントになり、製品の新たな活用方法を見出すなど、
決して多くはないが、需要創造、新規のマーケット創出の可能性を秘めていると言えるでしょう。
大学や研究機関との共同開発に参画する機会になることは、必ずしもマネタイズできないかもしれないが、
市場への創造的働きかけ情報が、ホームページに準備されていることは、
ホームページのバリューを高めることとなり、何かしら社会貢献的側面を打ち出せ、
運営企業の評価は確実に上がることになるでしょう。
業界内、同業社との比較情報、ベンチマークデータのホームページへの掲載です。
しかしながら、和を大事にする我々日本人は、事を荒立てたくない、
こちらから喧嘩を売りたくない、など敬遠されることもありますが、
厳しい市場競争を強いられる製造業、業者乗り換え作戦に行く場合、
その攻め方によっては、問い合わせにつなげるホームページでは、むしろ必須ネタではないか?
と筆者は提唱しています。
よほどでない限り競合他社製品のエビデンスデータや分析データは入手できないため、
自社製品の数値やデータは何らかターゲットユーザーへ提示すべきでしょう。
また、明らかに機構や仕組みの違いがデータや数値に出る場合、
或いは独自の部品や特許技術で他社が真似できないことでのベンチマーク比較は、
エゲツない “比較広告的” ではないと言えるでしょう。その場合、やってしまうべきです。
ホームページでの動画活用は、今時目新しいことではなく、
製造業ホームページでは、マストなコンテンツと言えるかもしれません。
特に製品機器・設備の稼働状況、少し費用はかかるかもしれませんが、
製品を分解した3Dモデリングによる、可視化できない内部機構のバーチャル動画は、
専門職や高度レベルのターゲットユーザーへ、リアリティをもって情報提供できます。
さわりだけのショート動画をホームページ公開情報として、
ユーザー登録限定でフル動画の視聴権限を出すと、ユーザー問い合わせにつながるだけでなく、
その後の商談へ進む可能性が大きく高まります。
また実は、Googleの検索結果に、動画サムネイルと共に表示されるメリットも享受できるのです。
ご存知の通り、3C分析やSWOT分析はBtoB向きのマーケット分析方法で、
ここでは “製造業 to 製造業” において、企業の内部要因と外部要因に分けて現状分析をします。
当記事、冒頭でも述べた通り、まずはホームページのコンテンツづくりとしてのマーケティング分析です。
3C分析で「自社を知り」、「競合を知り」、「顧客を知る」。
またSWOT分析で、
【内部要因】自社の「強み・弱み」を分析、
【外部要因】自社に「好影響を及ぼす機会」、自社に「悪影響を及ぼす脅威」、
以上を客観的に調査・分析し、ホームページのコンテンツにビルトインさせるのです。
前項で述べてきた「【コンテンツ要素】で惹きつける」の各項目に大きく影響を及ぼし、
製造業ターゲットユーザーのハートをガッチリ掴む重要なミッションを帯びるのです。
またホームページを活用したWebマーケティング、
後述で実行する様々なマーケティング施策にも、
マーケティング分析の良し悪しが当然問い合わせの質量に影響し、
良質な商談へと引き継がれる、キャスティングボードを握っていると言えるでしょう。
さらに押さえておきたいこととして、分析はサイバー市場、つまり検索市場をメインに行ってください。
ホームページからの問い合わせを得るためですからネ。
マーケティング分析をやった、やってない、は別として、
Google Analytics(GA)、Search Console(SC)、いずれもGoogleが提供している優れモノのフリーツールですが、
自社のホームページにはしっかりタグを仕込み、アカウントを作っておきましょう。
“だろう” や、“はずだ”、の主観やバイアスを排除できる、とても “イヤラシイ?” ツール。
そうです!本質をとても痛快にグサリと突いてくる “イヤラシイ” ツールなのです。
何と周りの空気を読まない、唯我独尊だこと。イヤ、むしろありがたいツールなのです。
モノ探し・コト探しにおいて、
今やGoogle検索はデファクトスタンダードだと、ほとんどの皆さんが認識していると思います。
転じてホームページ運用企業においても常に検索に晒され、
ホームページから問い合わせや商談に繋げるためのSEOがいかに重要かを認識しているしょう。
ここでは細かいテクニックに言及することは避けますが、
あらゆるマーケティング施策の要になるのがSEOであること、
このことは紛れもない事実と言えるのです。
Webマーケティングを語るに、コンテンツマーケティングを抜きには語れません。
良質なホームページコンテンツを基盤に、
ブログ、YouTube動画、Twitter・Facebook等のSNSなど,
主にオンラインメディアを駆使し、
ターゲットユーザーの多様なアクセスニーズ、メディアニーズに自在に応えていこうというもの。
製造業ホームページを活かしたコンテンツマーケティングは、
様々なオンラインメディアを経由して、
オウンドメディアの自社ホームページやお役立ちブログ記事へ誘導し、
資料ダウンロード、メルマガ登録、セミナー申し込み等へとつなげ、
リード獲得を実現していくという、とても戦略的な仕掛けなのです。
もちろんSEO対策も交えることで、一層の強いシナジーを発揮するでしょう。
前項のコンテンツマーケティングの小型版とでも言うべき策。
小型と言ってもその突破力、拡散力はやり方によってハンパ無いレベルになります。
簡潔に大雑把に言えばコンテンツマーケティングの中からブログ記事とSEO対策を引っ張り出し、
マーケティング手法を集中させ、ターゲットユーザーにリーチしようというものです。
製造業は機器・設備の動画も含めると、より機動力を発揮します。
ではそのブログの内容、
前述コンテンツ要素で語った「お役立ち情報」「お悩み解決情報」なのです!
製造業の場合、研究・開発情報、導入事例、ソリューション事例などもターゲットユーザーの強い関心を惹きます。
コンテンツSEOたるのも、これらブログ記事の単独ページにSEO対策を直接実行するのです。
詳細の説明はここでは避けますが、この項目の「03. SEO対策はWebマーケティングの要」、
「ニッチやスモールクエリ、複数組み合わせクエリで攻める」が実は突破口になるのです。
ブログ記事に直接流入したターゲットユーザーへは、有益情報を提供し、資料DL、ホワイトペーパーDL、
メルマガ登録、セミナーや展示会出展情報の提供はとてもGood!
そこからさらに公式ホームページへ遷移させ、会社をよく知ってもらい、信頼・信用を獲得し、
問い合わせ行動、商談・見積依頼へと進化させていくのです。
コンテンツマーケティングやコンテンツSEOを成功に導くには、【事前の調査・分析】がオススメ!
はたしてSEOの先に“金脈”はあるのか?
弊社が試金石となって、金脈を探し当てます!
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コンテンツマーケティングやコンテンツSEOがオンラインメディアの戦略であれば、
リードナーチャリングはオンライン・オフライン、メディアの特定せずに、
「トリプルメディア」と言われる「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」を、
統合的、有機的にプロモーションを展開していくものです。
このオウンドメディアにはWeb系のホームページメディアだけでなく、製品カタログや会社案内も含まれます。
ペイドメディアは有料広告メディア、アーンドメディアはSNS、動画、Twitter等を指します。
総合的なプロモーションとしてホームページを活用し、問い合わせを得る手法ですので、
ヒト・モノ・カネに加え中長期計画が必要でしょう。
ホームページから問い合わせや資料DLがあった場合、
マーケティングオートメーション(以下MA)にメールアドレス登録を紐付け、
登録ユーザーがホームページ訪問の度に通知してくれるシステム。
製造業の場合、商談や購買決定までに中長期を要することは珍しくなく、
このMAによって登録ユーザーの訪問動向を可視化し、それにより次の一手を打とうと言うもの。
メルマガ配信により、お役立ち記事紹介、セミナー・展示会招聘、カタログDL等、
ホームページやブログを回遊させ、ホットリードの熱量を上げながら、商談や見積へつなげていこうと言うものです。
ホームページからの問い合わせ・商談と一足飛びにいく前に、ホームページでメルマガ登録を促し、
新製品やリニューアル情報、セミナー・展示会招待情報、無料相談会、ショールーム招待。
またブログや導入事例の新記事、プレスリリース等、
こまめにユーザーにとって有益な情報を配信し、問い合わせや商談機会を作り出します。
高額投資や中長期で購買を検討するユーザーをエスカレーターに乗せ、
継続的にリード熱量を上げていくことに適しています。
カスタマージャーニーまでくると、少々専門的になってきますが、
その考え方の基本を知っておけば、ホームページからの問い合わせ・商談に何らか活かすことができます。
単純に言えば、製造業において想定するユーザーをペルソナレベルで、5W1Hなどでイメージマップ化します。
例えば、自社が工作機械を製造・販売する企業で、
ターゲットユーザーを半導体メーカーだとします。
ターゲットユーザーのペルソナ
このようにターゲット像を系統的(旅するように)にイメージすると、
どのようなホームページコンテンツやブログ記事が必要か?
何となく掴みやすくなると思いませんか?
これも専門的になりすぎず、簡潔に説明しましょう。
ここではUX設計をあえてマーケティングマターとして取り上げることとしました。
UXとはユーザー・エクスペリエンス(User Experiennce)といい、
ホームページに訪れたユーザーを気持ちよく、スムーズに問い合わせをさせよう、というもの。
ユーザーがホームページにランディングし、
期待感を持たせるファーストビューのデザインや動き、
欲しい情報にスピーディに誘導できるグローバルナビやリンクボタン、
それが製品情報であればラインナップが整理され、目的の製品が見つけやすい、
記事を読み終えたら、資料DLできるページや導入事例ページのバナーが設置され、
問い合わせ、無料相談会の案内ページが現れ、ストレスなく問い合わせページへ誘導。
これらがPCにおいてもSP(スマホ)においても、マルチデバイスで体験できる設計です。
このUX設計もホームページから問い合わせへ導く重要な一里塚と考えてください。
製造業のターゲットユーザーにおいてもホームページ閲覧はPCばかりでなく、スマホも多くなったようです。
タブレット端末も蔑ろにできません。
当然そこで見やすい、操作性が良いなど、レスポンシブデザインは欠かせず、
問い合わせにも大きく影響を及ぼします。
またGoogleはマルチデバイスに対応したホームページを高く評価します。
当然狙ったクエリの検索順位にも少なからず影響すると言われています。
前項マルチデバイスのホームページ構造の前提となるのが、このHTML5+CSS3のマークアップ・装飾です。
柔軟なFlexレイアウトやGridレイアウトなど、デザイン表現力は格段に高くなりました。
またパララックスに代表される視差効果、つまりスクロールやページ遷移に伴うアクション、
例えば立体感や奥行きを演出したり、フェードイン・フェードアウト、
拡大縮小や回転、その他様々な効果や演出を可能とし、UX効果にも好影響を及ぼします。
訪問ユーザーのこの体験はホームページの好感だけでなく、製品への期待感にもつながり、
Webブランディングとして、とても価値があるもので、問い合わせへの確度を高めるものとなるでしょう。
検索を通じてホームページを訪れたものの、表示が遅い、重い。。。
スピナー(ローディングアイコン)が回転表示されても、ホームページが表示されない。。。
となるといかがでしょう?検索結果画面に戻って次のホームページにアクセスするでしょう。
これではGoogle検索でいくらTOPにランクされても、SEOは水泡に帰すことになります。
また昨今ではGoogleのアルゴリズムアップデート(コアバイタル)で、
表示速度に難があるホームページには、LCP(Largest Contentful Paint)改善を執拗に注意喚起しています。
原因は複合的要素が考えられますが、
画像の数量や容量、レンタルサーバーのスペックなどが影響している場合があります。
近い将来、検索順位にも影響が及ぶかもしれません。
いずれにしても問い合わせの障害になることは否めないことです。
これも知っておくと意外に効果につながるかもしれません。以下にこのLCPを測定するツールを紹介します。
調査したいページのURLを入力すると、様々な指標のスコアが表示されますが、
その中で「デスクトップ」のLCPの「パフォーマンス」が50以下だと改善をオススメします。
構造化データとはなんぞや?と言う声が聞こえてきそうですが、
製造業のホームページで問い合わせを得やすくする “リザルト” として、オススメします!
技術的には「OGP」(Open Graph Protcol)というものですが、
端的に言えば、Googleの検索結果の表示にサムネイル画像や動画再生を表示させたり、
ページ内メニューの一部を表示し直接その箇所へ誘導するなど、これらを “リッチリザルト” と言い、
ターゲットユーザーが検索結果に対し、クリックしやすい視覚状況を作り出すことです。
CSMと言えばクライアント企業側、製造業のホームページ担当者へも知れ渡ったシステムで、
管理画面から投稿された方も多いと思います。
Word Press、Movable Type(MT)ですが、特に筆者が推奨している、
お役立ち、お悩み解決情報の執筆・投稿を自社内で自在に発信できるため、
問い合わせへ直結するスキームが確立するわけです。
公式ホームページの構築もさることながら、
ブログSEO、コンテンツSEOを組み合わせて実行するなら必須で、Word Pressがオススメ。
実はWordPressがGoogleのSEOと相性が良いのも推奨する理由の一つです。
ただフリーブログはお薦めできません。
かなりボリューミーな記事量になりましたが、
只管、製造業ホームページで問い合わせ・商談を増やすことに執着した結果です。
製造企業それぞれの個性や事業ドメインがあるため、
ホームページも百社百様、ターゲットユーザーの属性も千種万様!
企業によってこの【3要素30の秘訣】の中にドンピシャ!当てはまる策があると思えば、
逆に沿わない、適さない項目もあるでしょう。
またホームページ制作を委託する制作会社マターの要件があれば、
ホームページを運営する会社マターの要件があることも、
この記事からご理解いただけたと思います。
少なくとも全て制作会社任せでは、目指す上質な問い合わせなど手中にできよう筈がありませんよ。
ぜひこの記事を参照され、目指すターゲットユーザーを問い合わせに導き、
商談を獲得し、受注クロージングを目指してください。
筆者所属のアイムアンドカンパニーでも、
問い合わせを獲得する製造業ホームページのご相談承っております。
ホワイトペーパーも無料DLできますので、どうぞご利用ください。
【無料ダウンロード】問い合わせから商談を生み出すホームページ、リニューアルから集客まで総合的に解説。
●ホームページ制作・リニューアル成功の秘訣マニュアル
●リード獲得のWebマーケティング実践【AtoZ】
PT共有の検討資料や社内稟議としてご活用できます。
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問い合わせ・商談に繋げるホームページづくり、ご相談は対面・オンラインいずれもOK!
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