SDGs未導入企業や中小企業が、すぐにでも取組めるSDGs。
そのキーワードは『手軽』『ミニマル』です。
そしてWeb掲載で社会へ告知することで、様々な効力を振るうのです。
これからSDGsに臨む中小企業は必見です!
MENU
現状では大企業中心、上場企業中心のSDGsシーンですが、
同等の規模やコストで中小企業が取組むことは可能でしょうか?
一部の企業は例外として、概ね困難さを伴うことが実情でしょう。
もちろん全く導入意思が無い企業は別として、
検討中、これから検討に入る、または導入意思はあるが社内的コンセンサスがとれていない、
などのSDGs導入予備軍と言えども、
現実的に取組む規模や投下コストが限定的であることは否めないでしょう。
特に中小企業の場合、高額なSDGsコンサル会社への委託は無理、もしくは分不相応。
担当する専任者のアサインや部署の設置も困難。
となれば、どうしても中小企業は後手後手にならざるを得ません。
そこでオススメするのが、SDGsをミニマルで取組む考え方。
その本質は、背伸びをせず手軽に取り組める、身の丈にあったSDGsだと。
グロスの投入リソースを限定する試みです。
企業の価値あるエキスを抽出し、それを最小限で定義します。
必要に応じて、これまで評価されず、埋没してしまっていた潜在価値さえも可視化します。
それらで得られた顕在・潜在の価値と、17ゴール・169ターゲットを照合、
適合する要素を見出し理論的に体系付けていきます。
それが例え社会への影響度がミニマルであっても、最小の貢献度であっても、規模の大小ではない!
真摯に取り組んでいくその企業マインドこそ尊重されるべきなのです。
このSDGsの開発目標は、社会に有益でサスティナブルな取組みであっても、
企業にとってインナーな取り組みであり、
それが市場やステークホルダーに認知されて、初めてアウトバウンドな効果を実現できるのです。
その効果を最も発揮できるのが、コーポレートサイトなどのホームページです。
中小企業の中には、せっかく模範的なSDGsの取り組みをしているのに、
その企業のコーポレートサイトには情報掲載がなされていない、などといったこと、
実は枚挙にいとまがないのです。大変残念なことです。
導入しやすい弊社提唱の手軽でミニマルなSDGsであればあるほど、
その存在を発信力の強い公式メディアであるコーポレートサイトに掲載すること。
或いはSDGs専門サイトを立ち上げ、公開することで、
社会・市場やステークホルダーに広報・認知されることとなり、
初めて人々の評価を受ける対象となるのです。
しかしながら、策定したSDGsを発信しようにも、
現状のコーポレートサイトへのSDGs情報の追加掲載では、パッチワーク作業になってしまい、
サイトトータルで情報の不整合や矛盾が発生することが多く、サイトのバランスを損なうことになります。
その結果かえって逆効果になり、何をか言わんや!
残念な状況を呈してしまうことになってしまうのです。
ここはやはり、SDGsのWebコンテンツ化を含めた、サイトトータルのリニューアルで、
それらの課題を一気に解決させる術として、弊社で強く推奨するものです。
このSDGsの国内普及度は、実はまだ限定的と言わざるを得ない状況です。
その実態は、
などと、現状未導入企業においては導入に懐疑的だったり、導入方法が不明だったりする企業は、
実は決して少なくないと言えます。
ここに国内企業へのSDGs導入のアンケート調査に基づく統計データがあります。
一般社団法人日本能率協会「SDGsに関わる活動の取り組み状況」で、
企業約500社の回答を集計させた結果を参照し、
弊社にて一部編集したグラフです。(調査年2021年)
このアンケート結果によると、
大企業はほぼ半数以上で具体的目標を設定してSDGsに取組んでいますが、
中小企業では約65%から75%程度が、取り組んではいるものの具体的な目標設定は無い、
或いは今後取組みたい企業が占めています。
他の統計データでも中小企業の半数以上で実質未導入という結果があります。
これらからSDGs未導入の中堅・中小企業において、
この未成熟市場にこの時点で参入することこそ価値があり、
いわゆる先行利益を享受でき、市場で差別化を図るチャンスと言えるでしょう。
BtoBの新規取引を目指す場合、SDGsに取り組んでいることが受注を有利にする。
特に昨今SDGsを積極的に取組む大企業との新規取引に、SDGs必須の場合も見受けられる。
社会問題に関心が強い“Z世代”の新卒学生は、
就職したい企業の条件の一つに「SDGsに積極的な企業」が入っている。
この件については、次項5. 「SDGsは採用サイトにも掲載すべし!」で詳説。
企業の強みや特徴に即してSDGsの開発目標を定義すれば、
社員はサスティナビリティな自社の存在を再認識でき、仕事への士気が高まる。
SDGsを新規で取組む場合、『企業の強みや特徴』をSDGs17ゴールの中から定義するため、
企業ブランドの価値を高め、存在感を顕在化させる絶好の機会になる。
SDGs17アジェンダの中から環境対策、技術革新、リサイクル、経済・国土強靭化…等々、
製品・サービスの新規開発や新たなビジネスモデルの創出が、
ビジネスチャンスの可能性を高めている。
SDGsの取組みは企業の信頼性向上につながり、CSR活動としても極めて重要な意義を持ちます。
その結果、ステークホルダーや取引先との良好な関係性を維持でき、企業への好感を醸成する。
公的融資や金融機関との融資取引の際、また上場企業の場合、
ESG取引により資金調達に有利に働く。
当記事ではコーポレートサイトやSDGs特設サイトなどのWeb発信力の重要性を強く語っていますが、
前項でも述べたSDGsのメリットの中の採用効果にもう少し深入りします。
ここに非常に興味深い統計データがあります。株式会社ディスコ|キャリタスリサーチ「就活生の企業選びとSDGs に関する調査」のモニター調査を参照します。
いかがでしょう?
3年連続で「社会貢献度が高い」項目が1位、しかも年々その度合いを伸ばしています。
つまりSDGsを含めた社会貢献度の高いことが、
学生の就職希望企業の選定要件No,1なのです。
これは思い掛けない今どき世代、学生のメンタリティなのでしょう。
「有名企業であること」、「給与・待遇が良い」、「福利厚生が良い」を押し退けてTOPの座!とは。
時代の移ろいを実感しますねェ〜。
さらにです。
就活生がこのSDGsを知るのに望ましい手段は?
同じく株式会社ディスコ|キャリタスリサーチのモニター調査を参照します。
SDGsはコーポレートサイトだけでなく、
就活学生や求職者が直接アクセスする『採用サイト』に掲載することも、
忘れてはならない採用広報戦略の一つとして、選択肢に刻み込んでおきましょう。
ではここで実際にSDGsの開発目標を導入して、
その取組みをコーポレートサイトなどのWebで、巧みに掲載している中小企業を参照してみます。
日本で唯一、古木の保管から設計デザイン・施工まで、
一貫して提供できるという、独自のビジネスモデルを展開する企業が取組むSDGs。
その多岐にわたる取組みをコーポレートサイトにて発信している。
印象的なのが、
「古木を活用した事業を開始し、持続可能な社会づくりに取り組んできたわたしたち山翠舎の活動は、
自然な流れでこのSDGsの理念と合致していました。」という件(くだり)。
そこには弊社で提唱しているSDGsの開発目標設定の考え方と同期できる要素が存在する。
前項と同様、建築会社のSDGsの取組みとコーポレートサイトへの展開事例。
「永く住み続けられる住まい」が地域に溢れることで街に景色が生まれ、
安心と豊かさをもたらしてくれる、というのが同社の事業コンセプト。
自社の特徴を捉え、きめ細かなSDGs開発目標を定義、
真摯にサスティナビリティ企業を追求する、
同社のエンドユーザーへのメッセージ性がきちんと確立されている。
国内初日本製フェアトレードコットンタオルの製造・販売する企業のSDGsとコーポレートサイト。
『東京生まれのタオル』というブランドメッセージが印象的。
自然豊かな東京奥多摩の青梅に所在する企業。
しかも純国産で、徹底して素材や製法にこだわってつくる東京タオル。
同社が取組むSDGsは、そのこだわりの素材は国内初の国際規格のタオル。
さらに製造時に排出物を、固形燃料化する環境保護リサイクルプロジェクト。
生産から廃棄・再生処理まで、社会的責任を担う中小企業のSDGs代表例。
閑話休題、ここで手前味噌ですが、弊社アイムアンドカンパニーの取組みをご紹介します。
よかったら覗いてみてください。
弊社では『アイムゴールズ宣言』として、3つのゴール設定し、
弊社コーポレートサイトに4ページ構成で掲載しています。
【SDGs目標15】「陸の豊かさも守ろう」の開発目標として、
印刷制作物の古紙再生紙、FSC®認証紙の活用。
【SDGs目標12】「つくる責任 つかう責任」として、
印刷制作物の『環境対応型インキ』の使用促進。
【SDGs目標8】「働きがいも 経済成長も」として、
健全な仕事環境づくりと働き方改革。
実は全て弊社の業務に即した持続可能なゴールなのです。
手軽でミニマルなSDGsの象徴とも言えるものです。
SDGs開発目標を手軽にミニマルで設定し、
策定したSDGsをWebに掲載する価値について、
事例も交え、独自目線で語ってみました。
まだまだSDGsの導入には躊躇や疑念のある中小企業が多い中、
この記事をご覧いただいた読者は、
新たな取組みへのハードルは意外にも高く無い、
むしろ気楽に最小限で取り組める、
取組む余地は十分にあるようだ。
と気持ちが傾いてきたのではとお察しします。
このような中小企業の経営層や、
未導入の上場中堅企業のサスティナビリティ担当者。
この際、ぜひともSDGsを前向きに検討してみてください。
そしてコーポレートサイトリニュアールやSDGs専門サイトを作成し、
その情報をきっちりと掲載・発信することです。
この記事にアクセスしたことは千載一遇のチャンス!
乾坤一擲、SDGs導入とWeb制作の機は熟しました!
【執筆・編集|メーソン】
手軽に取組む【SDGs】と【Web】制作についてのご相談・お問合せは、コチラからどうぞ。
訪問依頼、見積依頼、コンペ参加依頼、等お気軽にお問合せください。
お問合せフォームへ
東京本社窓口
TOKYO
03-6434-7037
お電話受付
10:00〜17:00(土日・祝祭休)
大阪本社窓口
OSAKA
050-3776-0563
お電話受付
10:00〜17:00(土日・祝祭休)